10.26に放送されたエチカの鏡で「子育てに悩む人にオススメ」として、紹介されていた本です。
有機農業や食育の研究を進めている大学の助教授がまとめたお弁当にまつわるエピソードをまとめたエッセイ集だそうです。
その中の一つで特にオススメだと言うエピソードが、児童自ら弁当を作る弁当の日を設けた小学校の話です。
母親が毎日お弁当を用意してくれても、実際にどれだけ手間がかかっているのかとか、どんなことを考えながら作っているのかは、どんなに子供に話してもなかなか伝わらないものですが、子供が自分で体験することによって強く印象に残り、気付きが得られる面白い取り組みだと思いました。
卒業式に、校長先生が児童にこんなメッセージを贈ったそうです:
- 食事を作ることの大変さが分かり、家族を有り難く思った人は優しい人です。
- 手順良くできた人は、給料を貰える仕事についたときにも、仕事の段取りのいい人です。
- 食材が揃わなかったり、調理を失敗したりしたときに献立の変更ができた人は、工夫できる人です。
- 友だちや家族の調理のようすを見て、技を一つでも盗めた人は、自ら学ぶ人です。
- こまやかな味の違いに調味料や隠し味を見抜いた人は、自分の感性を磨ける人です。
子供の可能性を広げる為には、ただ与えるのではなく、いろんな経験をさせてあげることも重要なんだと考えさせられ、なんとなくキッザニアの面白さに通じるところがあるように感じました。
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